2009年12月31日
省エネで快適な生活の提案を日本から
CO2削減が急務だと言っても、実際に人々が何をしているのかを見れば、
先進国と途上国が対立する構造になってしまっています。
現代において、「これだけのエネルギーで、切り詰めて生活しましょう」ということは
現実的にどうなのだろうか、
というのは、誰もが感じる疑問ではないでしょうか。
CO2を発生しないエネルギー源に転換していき、私たちの暮らしの隅々で
CO2を少しずつ削減していくことが理想ですが、
現実的に何をしたらよいかというと、
人々が不快にならないレベルを維持できる(省エネ)技術を開発して
エネルギー消費量を削減するしかなさそうです。
日本は国民1人当たりのCO2排出量で見ると、ヨーロッパ全体とほとんど肩を並べています。
しかし日本とヨーロッパでは、資源の状況も利用形態もずいぶんと異なります。
実はトータルで見ると、CO2削減に限らず、
省エネに関して日本は諸外国よりも一歩も二歩も先を行っています。
こういった日本のこれまでの技術やCO2削減の努力などの事情を考慮せずに、
単純に政治の世界で数値目標を決められてしまっては、
まったく身動きが取れなくなってしまいます。
日本は、CO2削減に関して、
自らの置かれている状況を世界に対してきちんと説明しなくてはなりません。
そして、エネルギー消費量を上げなくても快適な生活を送ることが可能で、そのための提案を
世界に向けて発信していくのがこれからの日本が取るべき立場なのではないでしょうか。
日本では老齢化と人口の減少が現実化しつつあります。
これに対応するため、小さな町、つまり、コンパクトシティへの流れが各地で進みつつあります。
生活に必要な施設が徒歩で行かれる範囲にまとまっているという都市構造です。
こうすることで、エネルギーを効率的に使うことができるのです。
こうした地方ごとの試みが全体として大きな省エネ、CO2削減効果を発揮することを
政策によって後押しし、世界に向けて発信していき、環境立国としての立場をとることが
日本の役割かも知れません。
先進国と途上国が対立する構造になってしまっています。
現代において、「これだけのエネルギーで、切り詰めて生活しましょう」ということは
現実的にどうなのだろうか、
というのは、誰もが感じる疑問ではないでしょうか。
CO2を発生しないエネルギー源に転換していき、私たちの暮らしの隅々で
CO2を少しずつ削減していくことが理想ですが、
現実的に何をしたらよいかというと、
人々が不快にならないレベルを維持できる(省エネ)技術を開発して
エネルギー消費量を削減するしかなさそうです。
日本は国民1人当たりのCO2排出量で見ると、ヨーロッパ全体とほとんど肩を並べています。
しかし日本とヨーロッパでは、資源の状況も利用形態もずいぶんと異なります。
実はトータルで見ると、CO2削減に限らず、
省エネに関して日本は諸外国よりも一歩も二歩も先を行っています。
こういった日本のこれまでの技術やCO2削減の努力などの事情を考慮せずに、
単純に政治の世界で数値目標を決められてしまっては、
まったく身動きが取れなくなってしまいます。
日本は、CO2削減に関して、
自らの置かれている状況を世界に対してきちんと説明しなくてはなりません。
そして、エネルギー消費量を上げなくても快適な生活を送ることが可能で、そのための提案を
世界に向けて発信していくのがこれからの日本が取るべき立場なのではないでしょうか。
日本では老齢化と人口の減少が現実化しつつあります。
これに対応するため、小さな町、つまり、コンパクトシティへの流れが各地で進みつつあります。
生活に必要な施設が徒歩で行かれる範囲にまとまっているという都市構造です。
こうすることで、エネルギーを効率的に使うことができるのです。
こうした地方ごとの試みが全体として大きな省エネ、CO2削減効果を発揮することを
政策によって後押しし、世界に向けて発信していき、環境立国としての立場をとることが
日本の役割かも知れません。
2009年12月30日
CCSによるCO2削減コスト
CCSによるCO2削減コストはどのくらいなのでしょう。
既存の石炭火力発電所にCCSを組み合わせた場合、
1tのCO2を削減するコストは
約15000円(これは回収のために発生するCO2も考慮した値であるアボイデッドコスト)、
新設の石炭火力発電所+CCSで約7300円程度とされています。
ヨーロッパでは、EU域内でのCO2排出量取引制度で、1tあたり20ユーロ(約3000円)なので、
日本の場合CSSは割高であると言えます。
しかし、たとえば太陽光発電を始めとする代替エネルギーでは、太陽電池等のコストが高いため、
1tのCO2を削減するために実際、数万円かかっているのです。
これらに比べれば、CCSはコスト的にはるかに有利と言えるでしょう。
CCSで最もコストがかかるのはCO2の分離・回収のときです。
これがコストの6~7割を占めることになります。
この部分の改善がコスト削減の鍵を握っているといえます。
例えば、CO2を物理吸収や膜で分離・濃縮する場合、
高い圧力を持ったガスほど少ないエネルギーで濃縮できます。
したがって、石炭ガス化(IGCC:Integrated coal Gasification Combined Cycle)と
CCSを連携させれば、
高い圧力のガスから効率的にCO2を分離できるようになるでしょう。
実際にアメリカではそうした取り組みが行われています。
石炭をガス化して、水素を取り出しエネルギー源へ。
石炭ガスから回収したCO2はEORによって石油を採掘するのに使うのです。
ただし、日本の場合はそもそも資源がありません。
CCSによって、利益を生み出せるわけではないんですね。
お金はかかる、エネルギーもかかる、ということです。
CO2を削減しようとしているのに、もしかしたら実際には
環境に何らかの影響を与えてしまう可能性も否定できないということです。
CO2削減と、ほかの温暖化対策技術と違うところです。
CCSによるコストは受益者負担、つまり電気代に上乗せされることになるかもしれません。
もっとも、日本は原子力、石油火力など、発電手法を分散しているため、
石炭火力+CCSのコスト増によって電気代が倍になるというわけではありません。
既存の石炭火力発電所にCCSを組み合わせた場合、
1tのCO2を削減するコストは
約15000円(これは回収のために発生するCO2も考慮した値であるアボイデッドコスト)、
新設の石炭火力発電所+CCSで約7300円程度とされています。
ヨーロッパでは、EU域内でのCO2排出量取引制度で、1tあたり20ユーロ(約3000円)なので、
日本の場合CSSは割高であると言えます。
しかし、たとえば太陽光発電を始めとする代替エネルギーでは、太陽電池等のコストが高いため、
1tのCO2を削減するために実際、数万円かかっているのです。
これらに比べれば、CCSはコスト的にはるかに有利と言えるでしょう。
CCSで最もコストがかかるのはCO2の分離・回収のときです。
これがコストの6~7割を占めることになります。
この部分の改善がコスト削減の鍵を握っているといえます。
例えば、CO2を物理吸収や膜で分離・濃縮する場合、
高い圧力を持ったガスほど少ないエネルギーで濃縮できます。
したがって、石炭ガス化(IGCC:Integrated coal Gasification Combined Cycle)と
CCSを連携させれば、
高い圧力のガスから効率的にCO2を分離できるようになるでしょう。
実際にアメリカではそうした取り組みが行われています。
石炭をガス化して、水素を取り出しエネルギー源へ。
石炭ガスから回収したCO2はEORによって石油を採掘するのに使うのです。
ただし、日本の場合はそもそも資源がありません。
CCSによって、利益を生み出せるわけではないんですね。
お金はかかる、エネルギーもかかる、ということです。
CO2を削減しようとしているのに、もしかしたら実際には
環境に何らかの影響を与えてしまう可能性も否定できないということです。
CO2削減と、ほかの温暖化対策技術と違うところです。
CCSによるコストは受益者負担、つまり電気代に上乗せされることになるかもしれません。
もっとも、日本は原子力、石油火力など、発電手法を分散しているため、
石炭火力+CCSのコスト増によって電気代が倍になるというわけではありません。





