2008年04月06日
屋上緑化試験の結果
屋上緑化の実験は平成15年の夏によい観測結果が得られたのです。
この年は冷夏でしたが、屋上緑化の効果は確かめられたのです。
●薄層屋上緑化技術で、大気の温度上昇を抑える効果が確認されました。
屋上緑化をした区画では、植物や土壌から水分が蒸発します。
このとき熱が奪われるので、大気を暖める熱(顕熱)や
階下に伝わる熱(伝導熱)が減ります。
日中、緑化しない区画は、表面温度が約55℃になりました。
屋上緑化した区画は約30℃!
25℃にも及ぶ温度差が出たのです。
これは、建物のコンクリートに伝わる熱量が約1/5に減ったことによるものです。
屋上緑化では、植物に水をやるわけですが、水をやる頻度を減らしたときにも、
ヒートアイランドを抑制する効果が見られました。
芝の場合、頻繁に散水を行わなかった区画でも、
散水を実施した区画と同じ程度の蒸発効率を示したのです。
屋上緑化の効果については、既にいくつものシミュレーションが行われ、
緑化対策を実施すれば、東京の夏の平均気温が下がることが報告されています。
しかし、屋上緑化によるヒートアイランドについては、
温度のデータだけでなく
建物への熱の出入り(熱収支)を含めて総合的に観測する必要があるでしょう。
この事例はまだ数例しかなく、それも実験規模は小さなものです。
ヒートアイランドについてはもう少し実証が必要なようです。
この年は冷夏でしたが、屋上緑化の効果は確かめられたのです。
●薄層屋上緑化技術で、大気の温度上昇を抑える効果が確認されました。
屋上緑化をした区画では、植物や土壌から水分が蒸発します。
このとき熱が奪われるので、大気を暖める熱(顕熱)や
階下に伝わる熱(伝導熱)が減ります。
日中、緑化しない区画は、表面温度が約55℃になりました。
屋上緑化した区画は約30℃!
25℃にも及ぶ温度差が出たのです。
これは、建物のコンクリートに伝わる熱量が約1/5に減ったことによるものです。
屋上緑化では、植物に水をやるわけですが、水をやる頻度を減らしたときにも、
ヒートアイランドを抑制する効果が見られました。
芝の場合、頻繁に散水を行わなかった区画でも、
散水を実施した区画と同じ程度の蒸発効率を示したのです。
屋上緑化の効果については、既にいくつものシミュレーションが行われ、
緑化対策を実施すれば、東京の夏の平均気温が下がることが報告されています。
しかし、屋上緑化によるヒートアイランドについては、
温度のデータだけでなく
建物への熱の出入り(熱収支)を含めて総合的に観測する必要があるでしょう。
この事例はまだ数例しかなく、それも実験規模は小さなものです。
ヒートアイランドについてはもう少し実証が必要なようです。
2008年04月01日
屋上緑化は防水が大事
屋上緑化を考える上でとても大切なポイントの1つは防水です。
屋上緑化をする上でここには十分な配慮が必要です。
建物にとって、防水層は欠かせないものですが
建物の構造や規模により、種類が異なります。
現在よく使用される防水の種類には下記のようなものがあります。
●塩ビシート防水
住宅メーカーの鉄骨系住宅に多く採用されています。
厚さ2mm、幅1mの防水シートを溶剤や熱で溶着し、
屋上全面に防水層を形成します。
鉄骨や木造の戸建住宅でよく使われています。
屋上緑化をする場合は、露出工法が一般的なため、
施工中の損傷を防ぐ保護シートを施します。
●アスファルト防水
幅1mのアスファルトルーフィングを溶かしたアスファルトで接着、
この作業を2〜3回繰り返し、厚さ8〜10mmの防水層を形成します。
RC造やSRC造によく採用されます。
屋上緑化をする場合は、植物の根の進入を防ぐために防根シートを施します。
●FRP防水
主として液状の不飽和ポリエステル樹脂に
ガラスマットなどの補強材を一緒に塗りこんだ防水層です。
防水の厚さは2mm程度で、
表面に耐候性を確保するためにトップコート塗装がされています。
硬質で耐衝撃性が高く、耐根性もある防水です。
●ウレタン塗膜防水
ポリウレタンを主成分とした防水材で、防水層の厚さは2〜3mmです。
表面にグレーやグリーンのカラートップコート塗装がされています。
その施工性から、改修用防水層としてよく採用されますが、
芝生など全面的な屋上緑化には適していません。
屋上緑化をする場合は、防水の種類によって、耐根対策や保護の方法が違います。
たとえ新築や防水改修を終えたばかりの建物であっても、
そのままでは屋上緑化ができないこともあります。
とくに、築10〜15年の防水改修には、ウレタン塗膜防防水が多く、
屋上緑化を断念される方が多いようです。
屋上緑化に対しては
理解と知識、経験のある専門会社や建築士、工務店にきちんと相談した上で
緑化計画を立てることをおすすめします。
屋上緑化をする上でここには十分な配慮が必要です。
建物にとって、防水層は欠かせないものですが
建物の構造や規模により、種類が異なります。
現在よく使用される防水の種類には下記のようなものがあります。
●塩ビシート防水
住宅メーカーの鉄骨系住宅に多く採用されています。
厚さ2mm、幅1mの防水シートを溶剤や熱で溶着し、
屋上全面に防水層を形成します。
鉄骨や木造の戸建住宅でよく使われています。
屋上緑化をする場合は、露出工法が一般的なため、
施工中の損傷を防ぐ保護シートを施します。
●アスファルト防水
幅1mのアスファルトルーフィングを溶かしたアスファルトで接着、
この作業を2〜3回繰り返し、厚さ8〜10mmの防水層を形成します。
RC造やSRC造によく採用されます。
屋上緑化をする場合は、植物の根の進入を防ぐために防根シートを施します。
●FRP防水
主として液状の不飽和ポリエステル樹脂に
ガラスマットなどの補強材を一緒に塗りこんだ防水層です。
防水の厚さは2mm程度で、
表面に耐候性を確保するためにトップコート塗装がされています。
硬質で耐衝撃性が高く、耐根性もある防水です。
●ウレタン塗膜防水
ポリウレタンを主成分とした防水材で、防水層の厚さは2〜3mmです。
表面にグレーやグリーンのカラートップコート塗装がされています。
その施工性から、改修用防水層としてよく採用されますが、
芝生など全面的な屋上緑化には適していません。
屋上緑化をする場合は、防水の種類によって、耐根対策や保護の方法が違います。
たとえ新築や防水改修を終えたばかりの建物であっても、
そのままでは屋上緑化ができないこともあります。
とくに、築10〜15年の防水改修には、ウレタン塗膜防防水が多く、
屋上緑化を断念される方が多いようです。
屋上緑化に対しては
理解と知識、経験のある専門会社や建築士、工務店にきちんと相談した上で
緑化計画を立てることをおすすめします。
2008年03月27日
屋上緑化は軽量化が大事
屋上緑化してCO2削減を!と思ったら、ポイントは軽量化です。
屋上緑化をするには、建物の積載荷重条件をよく把握しなくてはなりません。
屋上緑化基盤システムや軽量土壌による軽量化を行いうことが大事です。
積載荷重条件を無視して、大きな荷重のかかる緑化を行うことは危険です。
建物に積載できる荷重には限りがあるからです。
建築基準法の一般的な住宅における基準では、
人が立ち入れる屋上・バルコニーは、
床の積載荷重が180kgf/m2、地震力が60kgf/m2で
構造計算することとされています。
建物によっては、荷重設定を多くしている場合もあるので
設計士や工務店、ハウスメーカーにまず確認し、
その建物にあった緑化計画を立てることをおすすめします。
新築の場合、設計士さんにあらかじめ屋上緑化をしたいことを伝え、
荷重設定を増やしてもらうようお願いしておきましょう。
1981年に新耐震法に改訂されたあと、
屋上やベランダの耐荷重は建築基準法において明確に規定されています。
しかし、新耐震法に改訂される以前の建物については、
地震後の建築物の存続程度に大きな違いがあります。
屋上緑化をする場合、建物の構造や積載荷重条件をよく把握し、
十分な検討を行ってから計画する必要があります。
そのため、軽量化が大きなポイントになるわけですが
軽量土壌は比重が0.6〜0.8程度で、排水性の高い、永続性のあるものがよいのです。
屋上緑化を実現するためには、
確認してしっかり対処しなくてはならないポイントもいろいろありますが、
これからの地球環境を考えた場合、
個人個人の小さな屋上庭園が全体として果たす役割に期待も持てます。
屋上緑化には助成金を出す自治体も増えていますので、
屋上緑化を考えている人はそれぞれの自治体に申請しましょう。
屋上緑化をするには、建物の積載荷重条件をよく把握しなくてはなりません。
屋上緑化基盤システムや軽量土壌による軽量化を行いうことが大事です。
積載荷重条件を無視して、大きな荷重のかかる緑化を行うことは危険です。
建物に積載できる荷重には限りがあるからです。
建築基準法の一般的な住宅における基準では、
人が立ち入れる屋上・バルコニーは、
床の積載荷重が180kgf/m2、地震力が60kgf/m2で
構造計算することとされています。
建物によっては、荷重設定を多くしている場合もあるので
設計士や工務店、ハウスメーカーにまず確認し、
その建物にあった緑化計画を立てることをおすすめします。
新築の場合、設計士さんにあらかじめ屋上緑化をしたいことを伝え、
荷重設定を増やしてもらうようお願いしておきましょう。
1981年に新耐震法に改訂されたあと、
屋上やベランダの耐荷重は建築基準法において明確に規定されています。
しかし、新耐震法に改訂される以前の建物については、
地震後の建築物の存続程度に大きな違いがあります。
屋上緑化をする場合、建物の構造や積載荷重条件をよく把握し、
十分な検討を行ってから計画する必要があります。
そのため、軽量化が大きなポイントになるわけですが
軽量土壌は比重が0.6〜0.8程度で、排水性の高い、永続性のあるものがよいのです。
屋上緑化を実現するためには、
確認してしっかり対処しなくてはならないポイントもいろいろありますが、
これからの地球環境を考えた場合、
個人個人の小さな屋上庭園が全体として果たす役割に期待も持てます。
屋上緑化には助成金を出す自治体も増えていますので、
屋上緑化を考えている人はそれぞれの自治体に申請しましょう。
2008年03月25日
屋上緑化の課題
東京都は自然保護条例で、
一定規模以上の建物の新築・増築時には屋上緑化を義務付けています。
埼玉県でも「ふるさと埼玉の緑を守り育てる条例」というものがあり、
平成17年10月1日から改正施工されました。
敷地面積3,000m2以上の新築・増改築に係る建築行為には、
一定の緑化面積確保を明記した「緑化計画届出書」を提出することが義務づけられたのです。
しかし既存の建物には特に屋上緑化の義務づけは行っていません。
屋上緑化を行うには、屋上に土壌や散水設備等を新たに設ける必要があります。
既存の建物では、建てられた年代により、基準も異なり、
建築基準法の荷重制限もあることから、
重量のあるものを設置することには様々な困難があるのです。
既存の建物を含め、屋上緑化をひろく普及するにはどうすればいいでしょう。
屋上緑化用の新たな緑化施設、
軽くて薄い土壌を用いた緑化施設の開発が必要になっています。
環境科学研究所では、平成15年8月から、既存の建物で
屋上緑化によるヒートアイランド緩和効果を検証する研究を始めました。
この研究は、既存建物の屋上にも設置ができる
軽量・薄層・ローコスト・ローメンテナンスの緑化施設を試験的に設置するものです。
この装置でヒートアイランドの緩和にどの程度効果があるのかを調べ、
屋上緑化のさらなる普及に役立てることを目的としています。
まず環境科学研究所本館屋上に設置しました。
どのような植物を設置すればいいのかも研究課題です。
今回はコウライシバとセダム、それにヒメイワダレソウを植えました。
コウライシバは標準的な屋上緑化で使われている芝です。
セダム(メキシコマンネングサ)は近年需要が多く、
東京都の義務化による屋上緑化では大半がこの植物を使っています。
ヒメイワダレソウはいわゆる雑草とよばれる広葉植物です。
関西では高速道路の法面や水田の畦道の土留めに使われているものです。
一定規模以上の建物の新築・増築時には屋上緑化を義務付けています。
埼玉県でも「ふるさと埼玉の緑を守り育てる条例」というものがあり、
平成17年10月1日から改正施工されました。
敷地面積3,000m2以上の新築・増改築に係る建築行為には、
一定の緑化面積確保を明記した「緑化計画届出書」を提出することが義務づけられたのです。
しかし既存の建物には特に屋上緑化の義務づけは行っていません。
屋上緑化を行うには、屋上に土壌や散水設備等を新たに設ける必要があります。
既存の建物では、建てられた年代により、基準も異なり、
建築基準法の荷重制限もあることから、
重量のあるものを設置することには様々な困難があるのです。
既存の建物を含め、屋上緑化をひろく普及するにはどうすればいいでしょう。
屋上緑化用の新たな緑化施設、
軽くて薄い土壌を用いた緑化施設の開発が必要になっています。
環境科学研究所では、平成15年8月から、既存の建物で
屋上緑化によるヒートアイランド緩和効果を検証する研究を始めました。
この研究は、既存建物の屋上にも設置ができる
軽量・薄層・ローコスト・ローメンテナンスの緑化施設を試験的に設置するものです。
この装置でヒートアイランドの緩和にどの程度効果があるのかを調べ、
屋上緑化のさらなる普及に役立てることを目的としています。
まず環境科学研究所本館屋上に設置しました。
どのような植物を設置すればいいのかも研究課題です。
今回はコウライシバとセダム、それにヒメイワダレソウを植えました。
コウライシバは標準的な屋上緑化で使われている芝です。
セダム(メキシコマンネングサ)は近年需要が多く、
東京都の義務化による屋上緑化では大半がこの植物を使っています。
ヒメイワダレソウはいわゆる雑草とよばれる広葉植物です。
関西では高速道路の法面や水田の畦道の土留めに使われているものです。
タグ :屋上緑化
2008年03月19日
屋上緑化の効果
屋上緑化技術調査が平成15年度に行われました。
屋上緑化することで、ヒートアイランド現象に対し、
どのくらいの緩和効果があるか調べるものです。
その結果、効果あり、と確認されました。
これまで以上に市街地の緑を回復することの必要性が認識されています。
屋上緑化や壁面緑化の効果として、
ビルの外壁にとりつける断熱材と同じ断熱効果や
紫外線等による建築物の劣化防止効果があげられます。
屋上緑化された建物では、植物や土壌の水分の蒸発散により熱が奪われます。
このため、気温の低減効果が期待できるほか、
室内に熱が伝わりにくくなるため、クーラーの使用が減り、
室外機から出る人工排熱も減少するからです。
省エネや建物の寿命を伸ばす効果も期待できるようになりました。
緑には、NOx やCO2を吸収したり、酸素を供給するなど大気の浄化機能があります。
しかし、市街地の地上部分には新たな緑化余地があまり残されていません。
現在以上に緑を増やすこと(区部の現状緑被率22%)は実際問題として
難しい面もあります。
しかし 屋上等緑化で市街地に緑を増やすことができるので、
CO2削減などの効果が高まります。
平成12年には東京都は
「東京における自然の保護と回復に関する条例」通称自然保護条例の
全面的な見直しが行われ、市街地等の緑化の推進を一層進める体制ができました。
さらに、平成13年4月からは、
一定規模以上の敷地を有する建築物を対象に屋上等の緑化を義務付け、
事業者、都民の方々の理解と協力を得ながら推進しています。
CO2削減だけでなく、さまざまな効果が期待できる緑化。
緑の都市になったら、環境にどう影響するでしょうか。
屋上緑化することで、ヒートアイランド現象に対し、
どのくらいの緩和効果があるか調べるものです。
その結果、効果あり、と確認されました。
これまで以上に市街地の緑を回復することの必要性が認識されています。
屋上緑化や壁面緑化の効果として、
ビルの外壁にとりつける断熱材と同じ断熱効果や
紫外線等による建築物の劣化防止効果があげられます。
屋上緑化された建物では、植物や土壌の水分の蒸発散により熱が奪われます。
このため、気温の低減効果が期待できるほか、
室内に熱が伝わりにくくなるため、クーラーの使用が減り、
室外機から出る人工排熱も減少するからです。
省エネや建物の寿命を伸ばす効果も期待できるようになりました。
緑には、NOx やCO2を吸収したり、酸素を供給するなど大気の浄化機能があります。
しかし、市街地の地上部分には新たな緑化余地があまり残されていません。
現在以上に緑を増やすこと(区部の現状緑被率22%)は実際問題として
難しい面もあります。
しかし 屋上等緑化で市街地に緑を増やすことができるので、
CO2削減などの効果が高まります。
平成12年には東京都は
「東京における自然の保護と回復に関する条例」通称自然保護条例の
全面的な見直しが行われ、市街地等の緑化の推進を一層進める体制ができました。
さらに、平成13年4月からは、
一定規模以上の敷地を有する建築物を対象に屋上等の緑化を義務付け、
事業者、都民の方々の理解と協力を得ながら推進しています。
CO2削減だけでなく、さまざまな効果が期待できる緑化。
緑の都市になったら、環境にどう影響するでしょうか。
2008年03月17日
屋上緑化しよう
CO2削減のためにも期待される植物たち。
ビルの屋上で植物を育てる屋上緑化の取り組みが進んでいます。
屋上緑化は、都市の緑を増やすことに貢献するものです。
東京のような、すでに大きな緑の空間を確保することが難しい大都市でも
ビルの屋上緑化によって、まだまだ緑を増やす余地があるのです。
東京都では、平成12年12月に「緑の東京計画」を策定し、
平成27年度までに取り組むべき緑作りの目標を「みどり率」として設定しました。
この取り組みにより、
区部では現状より約1割増の約32%、
多摩では現状の約80%を維持する目標を掲げたのです。
屋上等緑化によって現在以上に緑が増えることになります。
緑化された都市では、都市景観の向上、日常的な緑とのふれあいを始め、
鳥や昆虫を呼び戻すことによる自然性の回復等の効果が高まることはもちろん、
二酸化炭素の吸収量の増加により地球温暖化対策への貢献が期待できます。
また、近年、都心部における気温が上昇する
「ヒートアイランド現象」が発生しています。
その原因のひとつは「緑の喪失(建築物等の人工物で土地を覆うこと)」、
さらには「都市活動に伴う排熱」です。
緑の喪失によって、夏場の最高気温は1.4℃程度(寄与率が78%)
都市活動に伴う排熱により0.4℃程度(寄与率が22%)上昇していると
考えられるそうです。
平成7年度の東京都環境科学研究所のシミュレーション結果です。
その対策として「 屋上等緑化」は極めて有効であると考えられます。
ビルの屋上で植物を育てる屋上緑化の取り組みが進んでいます。
屋上緑化は、都市の緑を増やすことに貢献するものです。
東京のような、すでに大きな緑の空間を確保することが難しい大都市でも
ビルの屋上緑化によって、まだまだ緑を増やす余地があるのです。
東京都では、平成12年12月に「緑の東京計画」を策定し、
平成27年度までに取り組むべき緑作りの目標を「みどり率」として設定しました。
この取り組みにより、
区部では現状より約1割増の約32%、
多摩では現状の約80%を維持する目標を掲げたのです。
屋上等緑化によって現在以上に緑が増えることになります。
緑化された都市では、都市景観の向上、日常的な緑とのふれあいを始め、
鳥や昆虫を呼び戻すことによる自然性の回復等の効果が高まることはもちろん、
二酸化炭素の吸収量の増加により地球温暖化対策への貢献が期待できます。
また、近年、都心部における気温が上昇する
「ヒートアイランド現象」が発生しています。
その原因のひとつは「緑の喪失(建築物等の人工物で土地を覆うこと)」、
さらには「都市活動に伴う排熱」です。
緑の喪失によって、夏場の最高気温は1.4℃程度(寄与率が78%)
都市活動に伴う排熱により0.4℃程度(寄与率が22%)上昇していると
考えられるそうです。
平成7年度の東京都環境科学研究所のシミュレーション結果です。
その対策として「 屋上等緑化」は極めて有効であると考えられます。

