2008年08月01日

CO2削減に期待される新しいクロロフィル

クロロフィルは、光をエネルギーとして、
水とCO2から有機物を合成(光合成)する化学物質のことですね。
CO2削減に有効な方法があれこれ模索されているなか、
クロロフィルにも注目が集まっています。

光合成というコトバは難解ながら、子ども時代からなじみのあるものの一つでしょう。
ポケモンの中でも、「くさタイプ」のポケモンは
「こうごうせい」という技を使って体力を回復させる設定になっていたりします。

クロロフィルにはaからdの4種があります。
a、b、cは可視光をエネルギー源に光合成をするクロロフィルです。
特にaはシアノバクテリアという原始的な微生物から高等な植物まで
どの植物も持っているクロロフィルです。

このクロロフィルのうち、dというタイプはこれまであまり見つからず
幻のクロロフィルと言われてきました。
しかし、このクロロフィルdが、実は世界中の海や湖に存在することが
海洋研究開発機構と京都大の研究チームによって発見されたのです。

クロロフィルaとクロロフィルbは陸上植物の光合成色素として、
クロロフィルcはケイ藻などの光合成色素として調査されていました。、
クロロフィルdは一部の紅藻に含まれているという不確かな報告があるだけで、
その分布や機能は全くわかっていなかったのです。

葉緑素=クロロフィルは光合成により二酸化炭素(CO2)を吸収しますが
クロロフィルdが吸収する量は、あまり多くないとされてきましたが
具体的には分かっていませんでした。
世界中に存在することなると、かなりの量があるわけで
CO2の吸収量も実は膨大なのではないか、と考えられるようになってきました。

クロロフィルdは可視光ではなく近赤外線を利用する「変わり種」です。
クロロフィルa は全ての酸素を作る光合成生物に存在するが、
d を持つ生物はただ1種のシアノバクテリア、アカリオクロリスだけだそうです。
  

Posted by fj at 10:57Comments(0)TrackBack(0)CO2と海