2008年05月13日

温暖化防止と日中関係

環境問題においては、今や中国の存在が無視できません。
CO2削減など、温室効果ガスの削減でも、中国の参加なくしては
大きな成果があげられないのではないでしょうか。
中国は、北京オリンピックを控えて環境問題も大きな課題と捕らえています。
オリンピックが終わったら環境対策も終わりということにならないように、
世界が中国に働きかけていかなければなりません。
日本が中国を世界の枠組みになんとか入ってもらえるように
積極的な働きかけをすることを期待したいです。

日本が提唱する「セクター別アプローチ」は
産業・分野別に温暖化ガスの削減を進めようというもの。
中国は日本の協力を得ることで
エネルギー効率の改善などにつながるといった利点があると判断したもようです。
日本が提唱している産業・分野別に排出削減を進める
「セクター別アプローチ」は、先進国から途上国への支援が含まれているというのも理由の一つです。

日本は、7月の洞爺湖サミットの議長国です。
ここで中国側から温室効果ガス排出削減に前向きな姿勢を引き出せば、
ポスト京都交渉での日本の存在感が高まると考えています。
資金・技術協力をすることの見返りに、
中国から一定の譲歩を引き出そうということです。

しかし、中国は、自分たちが排出削減義務を追わなければならなくなることに
依然として強い拒否反応を示しているといいます。
長期目標でも、「2050年に世界の温暖化ガスを現状より半減」との構想を
中国が受け入れるのは困難だとする見方が一般的なのが現状です。
これを受け入れると中国などの新興国も6割の削減が必要との試算があり、
事実上の削減義務になるからです。
こうした意見の相違をどう解消し、実効性のある次期枠組みにしていくのか、
サミット議場国としての手腕が問われることになります。
いまこそ、地球はひとつ、という認識を新たにしたいですね。



Posted by fj at 11:30│Comments(0)TrackBack(0)CO2削減

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