2008年06月16日

CO2隔離には

私たちがCO2を減らすための技術として思い浮かべるのはどんなことでしょう?
効率的に化石燃料を燃焼させ、工場などの生産設備から排出するCO2の量を抑制したり、
省エネルギーを推し進める技術があります。
これらの技術に関しては、わが国は世界のトップレベルであります。
つまり、逆に、これ以上の技術革新をしてCO2を大幅に削減するのは難しくなっています。
新しい視点からの技術開発が求められていたというわけです。

「CO2隔離技術」は、CO2の発生量を抑制するのではありません。
排出されたCO2を回収し、地中や海底、海中など、
大気から遮断された場所に隔離してしまおうというものです。

CO2隔離には、大きく分けて2つあります。
●地中貯留~地中にある帯水層や石油・ガス田などにCO2を送りこんで閉じ込めてしまうやり方。
●海洋隔離~CO2を海洋の深海に貯留したり、
 深さ約2000mの中深層や200~400メートルの浅海に希釈・溶解させるやり方。

地中貯留については、すでにノルウェーの石油会社が1996年から
天然ガスに含まれているCO2を分離し、海底下の帯水層に貯留するやり方をしています。
アメリカでは、70ヶ所にものぼる油田で
合計4000万トンを超えるCO2が地中に注入されているそうです。

海洋隔離は、1970年代にそのアイデアがオーストリアで提唱されました。
日本でも、日本の近海でどのくらいCO2を海洋隔離できるのか、
CO2海洋隔離に伴う周辺海域の環境への影響を研究するプロジェクトが
動き出しています。



Posted by fj at 21:18│Comments(0)TrackBack(0)CO2削減

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